AGA治療は保険適用外?自由診療となる理由について徹底解説

AGA治療を受けるにあたって多くの方が気になるポイントの一つに「保険が適用されるのか」というところがあると思います。

しかし残念ながら、AGA治療は保険が適用されません。

よって少しでも安く利用するためにはどのような工夫が必要なのかを今回は一緒に確認していきたいと思います。

これからAGA治療を受けようと考えている方はもちろんのこと、現在AGA治療を受けているものの料金が高く、もっと安くならないのかと考えている方もぜひ本記事を最後までご覧ください。

著者情報 内田純平AGAマガジン編集部
内田 純平
30代前半の頃から薄毛に悩み、さまざまなAGAクリニックを調査しました。実際に飲み薬や育毛剤だけに限らずメソセラピーやHARG療法などの治療方法を試し、一時期は植毛まで考えました。が、無事に復活できました。その経験を活かしてAGAに悩むの皆さんのサポートをしていきたいと考えています。

AGA治療は保険適用にならず「自由診療」となる

残念ながらAGA治療は保険適用にならず、自由診療となってしまいます。

それらの理由や他にAGA治療以外にも保険適用とならない治療方法についても簡単にご紹介していきます。

AGA治療が「自由診療」扱いとなる理由について

まず、AGA治療は自由診療扱いとなります。

なぜ保険が適用できないのかというと、基本的に保険が適用される治療や診察といったものは「明らかに身体に害があり、日常生活に影響が出たり、深刻な場合重篤な障害が残ったり、死に至る可能性がある病気」だからです。

例えば、風邪を引いた場合は治療を行わないと長い期間体調が悪くなり、日常生活に支障が出てしまいます。また、交通事故やスポーツの試合などでの骨折なども治療を行わない限り長きにわたって日常生活に支障が出てしまいます。このように、生活や今後の人生に支障が出る可能性が少しでもあるような症状は保険が適用されると考えてよいでしょう。

接骨院でも、デスクワークなどが原因で肩こりや腰痛などが発生している場合は保険が適用されないことがほとんどですが、仕事中に怪我をしたりした場合や、交通事故にあった場合などは保険が適用されます。

AGAという症状は簡単に言ってしまえば基本的に髪の毛が抜けるだけであり、それによって身体のどこかが悪くなったり、命に支障があるということは考えられません。

もちろんAGAが原因で過剰なストレスを抱え、精神的な疾患を抱えてしまったり、日常生活におけるパフォーマンスが落ちたりすることは往々にしてあるのですが、現在の保険における解釈としては、AGAは簡単に言うならば「ただ髪の毛が抜けるだけで、生活に支障があるわけでも、命の危険があるわけでもない」ので保険が適用されないのです。

ちなみに、「AGAクリニック」ではなく「皮膚科」で診療を受けたとしても、保険的外となることには変わりはありません。

AGA治療を目的とした診察・血液検査も保険適用外

AGA治療を目的とした診察や血液検査も保険適用外となります。

血液検査は基本的に保険が適用されるというのがほとんどの方の認識だと思いますが、実はAGA治療の場合は保険が適用されません。

保険適用となるのは何かしら病気の心当たりがあったり、原因の判別をするために検査項目を絞って血液検査をするケースに限られるので、AGA治療を目的とした血液検査は保険適用外となってしまいます。

AGA以外にも、健康診断など特定の病気の検査ではなく、全ての項目を検査するような血液検査は保険適用外です。

保険は適用されないものの、一部クリニックでは診察や血液検査を無料で実施していることもあります。少しでも安く利用したいという方は血液検査や診察費、初診料や再診料、カウンセリング料金などが無料であるところを利用するようにしましょう。

自費診療のAGA治療を少しでも安く受けるために

自費診療のAGA治療を少しでも安く受けるためには以下にご紹介する3つのポイントを把握しておく必要があります。

いずれも簡単にご紹介していきますので一緒に確認していきましょう。

1.AGA治療費の目安は月額5,000円~15,000円

まずはAGA治療に必要な費用の目安を確認しておきましょう。

AGA治療費の目安は月額5,000円から15,000円程度となります。なぜここまで幅があるかというと、AGAの進行度によって料金が大きく異なるからです。

例えば、まだ薄毛が気になる程度ではなく、抜け毛が増えてきて早めに対処したいという方はフィナステリドやデュタステリドといったAGAの進行を抑えるための薬を利用するだけで良いので、料金は安くなります。

しかし一方で薄毛が気になっていて、積極的に発毛を目指していきたいという方の場合はプラスでミノキシジルの外用や内服などを利用する必要があるので、フィナステリドとデュタステリドなどと合わせると料金が高くなってしまいます。

よって自身のAGAの進行度合いなどを正確に判断し、どの薬を利用するかを医師と一緒に確認し、なるべく料金を抑えることが必要となります。

2.オンライン診療のクリニックは費用が安め

オンライン診療のクリニックは費用が安めとなっています。

院を構えているクリニックと異なり、オンライン診療のクリニックは運営費用や人件費などがかなり安く済みます。

それにより、浮いた予算を利用者に還元するために料金を安くしてくれているというクリニックも数多くあるのです。

少しでも安く利用したいという方で、特にメソセラピーや自毛植毛などの対面治療を受けるつもりはないという方は、オンラインの利用で十分といえるでしょう。

一方で、オンラインがメインのクリニックは対面治療の場合は料金が異なる場合もあるので、オンラインがメインのクリニックで対面治療を受ける場合はあらかじめしっかりと料金を確認してからにしましょう。

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3.無料カウンセリングや初月無料も活用する

AGAクリニックの中には無料カウンセリングや初月無料の制度を適応しているクリニックも数多くあります。

少しでも安く利用するために、カウンセリングや1ヶ月目の料金が安いところを検討するというのは選択肢の一つでしょう。

クリニックによっては初回カウンセリングはもちろんのこと、2回目以降のカウンセリングや血液検査、マイクロスコープ検査が無料の場合もあります。

カウンセリング、血液検査、マイクロスコープは合わせると 10,000円〜15,000円程度の料金になることが多いので、これらの料金が丸ごと浮く場合、非常にお得に利用できます。

しかし、初月料金が無料でも、2ヶ月目以降の料金が他のクリニックと比べてかなり高いという場合もあるので、最終的にいくら料金がかかるのを平均して簡単な数値として出して、比較することも大切です。

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薄毛の原因がAGAではない場合、保険適用となるケースも?

薄毛の原因がAGAではない場合、保険適用となるケースもあります。

円形脱毛症や脂漏性脱毛症などは病気が原因となって薄毛となっているものなので、保険が適用されるケースもあります。

ほとんどのケースで薄毛治療において保険は適用されませんが、頭皮にかゆみや赤みなどの炎症があったりする場合はそれに対する治療の場合には保険が適用されます。

また、保険適用外であっても医療費控除の対象になることは多くあります。

AGA治療において、医師の診断によって内服薬などを処方してもらっている場合は医師の治療を受けていると認定されるので、医療費控除の対象となるケースがほとんどです。

つまり自営業などの方は特に確定申告で医療費控除を受けられる可能性が高いので、領収書を必ず保存しておくようにしましょう。

まとめ

今回はAGA治療に保険が適用されない理由や、その他保険が適用されない治療、より安く利用するためのポイントなどについてご紹介してきました。

AGA治療は「健康に影響がない」「命に別状がない」という理由で保険を適用されることはありませんが、少しでも安く利用するために、本記事を参考にしてぜひお得にAGA治療を受けてください。

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