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夏に抜け毛が多いのはなぜ?抜け毛がひどい場合の対処法も紹介

公開日:2022/09/19

更新日:2022/12/05

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夏の抜け毛に悩んでいる方は多いと思います。夏に抜け毛が多くなる原因には、エアコンによる室内の乾燥やホルモンバランスの乱れなどが考えられます。

 また、夏の抜け毛は季節的な影響以外にAGAの可能性もあります。単なる夏の抜け毛とAGAはどのようにして見極めるのでしょうか。

夏に抜け毛が増える原因やおすすめの対策、AGAとの症状の違いや対処法について解説します。

夏は抜け毛が増える

夏は抜け毛が増えます。多くの動物には季節に応じた毛の生え変わりがあります。気温とともに体温が上昇する夏は、無駄な毛を落として体温を下げようとすることが原因です。 

反対に、寒い冬になると体温を上昇させるためまた毛が生えます。気候に応じた毛の生え変わりは動物の自然現象ですので、人間にとっても当たり前のことです。

通常の抜け毛と夏の抜け毛の本数比較

夏の抜け毛の本数には個人差があります。1日の抜け毛の目安本数として通常は50本〜100本程度、夏は200本程度まで増えることもあります。本数だけ見ると多く感じるかもしれませんが、人間の頭皮の毛髪の総本数は約10万本です。

通常や夏の抜け毛は全体で見ると、約0.1%〜0.2%ですので過度に心配する必要はありません。 しかし、あまりにも抜け毛が多い場合はAGAを発症している可能性もあります。不安を感じたら早めにAGAクリニックへ相談しましょう。

なぜ夏に抜け毛が多いと感じるのか

夏に抜け毛が多くなる主な原因は以下の通りです。

  • 紫外線による頭皮へのダメージ
  • 海水による頭皮への刺激
  • エアコンの使用による室内の乾燥
  • 皮脂の増加による頭皮トラブル

それぞれについて解説していきます。

紫外線による頭皮へのダメージ

夏の抜け毛の主な原因は紫外線による光老化です。光老化とは、紫外線を繰り返し浴びることで頭皮がダメージを受け、ヘアトラブルを起こす現象のことです。強い日差しを浴びると光老化が進み、細い毛が生えてきたり抜け毛が増えたりする要因になります。

頭皮は顔に比べて多量の紫外線を浴びています。顔に日焼け止めを塗るように、髪にも紫外線から守る対策が必要です。

海水による頭皮への刺激

海水による頭皮への刺激も抜け毛を増やします。海水は弱アルカリ性のため髪の毛との相性が悪いためです。 健康な髪の毛はpH(ペーハー/アルカリ性・酸性を示す数値)4.5〜5.5の弱酸性に保たれています。

髪の毛を構成する「ケラチン」と呼ばれるタンパク質は、このpHが10を超えると解け始めます。海水はpH8〜9なので徐々にケラチンを溶かし、髪にダメージを与えてしまいます。

エアコンの使用による室内の乾燥

エアコンの使用による室内の乾燥も抜け毛を引き起こす原因です。長時間エアコンを使用していると、室内と同じく頭皮も乾燥します。頭皮が乾燥すると血行が悪くなり、髪に必要な栄養素が運ばれにくくなります。

また、乾燥による痒みで髪を掻いてしまうことも抜け毛を増加させる原因につながります。

皮脂の増加による頭皮トラブル

汗をかく夏は皮脂が増加し、頭皮トラブルが起こりやすい季節です。特に頭皮には皮脂腺が多く集まっています。過剰に分泌された皮脂は頭皮の毛穴を詰まらせ、血行を悪化させます。

また、皮脂と汗が混ざることで起こる炎症も、抜け毛を増加させる原因になります。

女性も夏に抜け毛が多くなることがある

女性でも夏になると抜け毛の多さに悩みを抱える方はいます。夏に抜け毛が増える主な原因は、「紫外線による頭皮へのダメージ」「海水による頭皮への刺激」「エアコンの使用による室内の乾燥」「皮脂の増加による頭皮トラブル」などが挙げられます。

また、女性の場合はホルモンバランスの乱れも夏に抜け毛が増える原因のひとつです。妊娠・出産や生活習慣の乱れによるホルモンバランスの大きな変化や、更年期による女性ホルモンの減少などは、いずれも毛髪の本数に影響を与えます。

夏の抜け毛を防ぐおすすめの対策

夏の抜け毛を防ぐためには、以下の対策がおすすめです。

  • 紫外線から髪を守る
  • 室内の湿度を50%前後に保つ
  • 適切な頻度・方法でシャンプーする

紫外線から髪を守る

紫外線は抜け毛を加速させます。紫外線から髪を守るためには帽子の着用や日傘の使用、日陰への移動などなるべく直射日光に当たらない工夫をすることが大切です。

また、最近では頭皮用のスプレータイプの日焼け止めも販売されています。頭皮を紫外線から守るためにできることから始めてみましょう。

室内の湿度を50%前後に保つ

エアコンの使用が増える夏は、室内の温度を50%に保つように使い方を工夫しましょう。湿度が低下すると頭皮が乾燥して抜け毛が増えやすくなります。

乾燥を防ぐには除湿・ドライ機能を活用したり、エアコンと加湿器の併用も効果的です。

適切な頻度・方法でシャンプーする

夏の抜け毛を防ぐには、適切な頻度と方法でシャンプーすることが大切です。 おすすめのシャンプー法は以下の通りです。

予洗い38~40℃のお湯で髪を洗い流します。予洗いを十分に行うことで髪の汚れは7~8割程度も落とせます。
シャンプーショートヘアの男性であれば半プッシュ程度が適量。指の腹で髪の毛ではなく、頭皮を洗浄するイメージで洗いましょう。泡立ちが悪い場合は水を足してください。
リンスリンスは必須アイテムではありません。洗髪後も乾燥や引っ掛かりが気になる方は使用します。
すすぎシャンプー後の髪の毛は非常に敏感な状態です。手のひらにためた水の中ですすぎ洗いしましょう。
ドライ生乾き状態を放置すると嫌なニオイが発生します。入浴後はタオルドライをしてからドライヤーを使い、しっかり乾かしましょう。

適切な方法でシャンプーして頭皮を清潔に保ちましょう。

夏の抜け毛がひどい場合の対処法

夏に抜け毛が増えるのは当たり前の現象ですが、症状がひどい場合は以下の対策を取りましょう。

  • AGAクリニックへ相談する
  • シャンプーの頻度や方法を変える

AGAクリニックへ相談する

AGA専門クリニック

明らかに抜け毛の量が多い場合はAGAクリニックへ相談しましょう。季節による抜け毛だと思っていたものが、実はAGA(男性型脱毛症)やFAGA(女性男性型脱毛症)を発症している可能性もあります。

AGAやFAGAは症状が悪化する前に自力で治そうとするのではなく、適切な治療が必要です。 ベアAGAクリニックでは頭皮の状態から抜け毛の原因を特定し、治療が必要かどうかのご相談も無料で行っております。抜け毛の量が多くて気になる方は、一度クリニックへご相談ください。

シャンプーの頻度や方法を変える

頭皮や毛髪の状態には個人差があるため、シャンプーの頻度や方法を見直すことで夏の抜け毛の改善につながる場合があります。「シャンプーを使うのは2日に1回にする」など髪の状態や生活習慣に合わせた方法で、清潔な頭皮の環境を保ちましょう。

また、予洗いやすすぎを怠ると頭皮の毛穴詰まりの原因になり、抜け毛が増えます。予洗いをしてから指の腹で頭皮をマッサージするように洗い、最後はやさしくすすぎ流しましょう。

夏の抜け毛に関するよくある質問

最後に、夏の抜け毛に関するよくある質問にお答えします。

夏以外で抜け毛が増える時期や季節は何月?

夏以外で抜け毛が増える時期は、主に秋や春先です。抜け毛が起こる理由は以下の通りです。

抜け毛が多い季節理由
秋(10・11月)夏に受けた紫外線による頭皮への刺激夏の暑さやストレスなどによるホルモンバランスの乱れ…など
春先花粉や黄砂、PM2.5などによる頭皮環境の悪化冬の空気の乾燥による、頭皮の乾燥…など

夏・秋・春先の抜け毛を防ぐために「紫外線や湿度への対策をする」「心身を健やかに保つ」などを心がけましょう。

夏などの季節の変わり目に抜け毛が多いのはなぜ?

季節の変わり目に抜け毛が多くなるのは、ヘアサイクル(髪の毛が生え替わる周期)の影響です。正常なヘアサイクルは成長期→退行期→休止期を繰り返します。

しかし、成長期に紫外線を浴びるなどの影響を受けると成長期が通常よりも短くなり、生え替わりのバランスが崩れて抜け毛が増えます。ヘアサイクルの周期の関係上、ダメージの影響は約2ヶ月〜3ヶ月遅れで表れるため、季節の変わり目に抜け毛が増えます。

単なる夏の抜け毛ではなくAGAの可能性もある

AGAを発症している場合

季節による抜け毛は過剰に不安視する必要はありません。 しかし、AGAを発症している場合には注意が必要です。AGAを放置すると治療による効果が得られにくくなります。抜け毛の症状を以下で確認した後、不安な方は早めにクリニックへ行きましょう。

夏にみられる抜け毛とAGAの症状の違い

夏の抜け毛とAGA(男性型脱毛症)の違いは次の通りです。

 原因症状
夏の抜け毛・紫外線による頭皮へのダメージ
・海水による頭皮への刺激
・エアコンの使用による室内の乾燥
・皮脂の増加による頭皮トラブル
・ホルモンバランスの乱れ…など
50本〜100本程度の抜け毛が起こる。夏は200本程度まで増える場合もある。
AGA(男性型脱毛症)主な発症の原因は遺伝的な影響額の生え際が全体的に後退する
つむじまわりの髪の毛が細くなったり、柔らかくなったりする
頭頂部の地肌が透けて見えるようになる…など

夏の抜け毛が外的な要因で起こることに対して、AGAは主に遺伝的に発症します。 AGAのセルフチェックについては、以下の記事で解説しています。

公開日: 2022/09/17

AGAは自分でわかる?薄毛のセルフチェックとクリニックの診断についての違い

AGAの治療は発症初期に専門クリニックで行うべき

AGAは進行性の脱毛症であり、その速度やパターンは人によって異なるため完治は難しいと言われています急激に進行することはありませんが、早期に薄毛の進行状況に応じた治療を受けなければ悪化する一方です。 AGA治療ができる専門クリニックで適切な治療を受けると症状の進行を抑えることが期待できます。

抜け毛が増えてきて不安な方は、AGAの状態が手遅れにならないようにAGAの専門クリニックへ相談しましょう。

夏の抜け毛に関するご相談はベアAGAクリニックへ

抜け毛が起こる原因は実にさまざまです。季節による抜け毛だと思っていたものが、実はAGAを発症している可能性もあります。夏の抜け毛がひどい場合は、一度AGAクリニックへ相談しましょう。ベアAGAクリニックでは、抜け毛に関するご相談から頭皮の状態を見極め、適切な治療法を提案します。

抜け毛の量が気になり始めた方は、後悔する前に気軽に無料カウンセリングへお越しください。

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ベアAGAクリニック院長 清水 崇裕 Takahiro Shimizu

ベアAGAクリニック院長 清水 崇裕 Takahiro Shimizu

【経歴】東京医科大学卒業後、放射線科に入局し、放射線の専門医を取得。大手AGAクリニックで勤務医として約3年間診療現場で実践を重ね経験を積む。2020年2月、新宿三丁目駅の近くにベアAGAクリニック新宿院を開院。
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